Josef and Anni Albers

バウハウスの強力なデュオによる限定ポスターのコレクション

デザイナー

デザイナー
Josef &Anni Albers/
ヨゼフ&アンニ・アルバース

20世紀モダニズムを代表するふたりの巨匠

ヨゼフとアンニ・アルバースは、芸術家、教育者、作家として生涯にわたり活躍し、ヨゼフは1973年に88歳で、アンニは1994年に94歳で亡くなりました。1972年にふたり自身の手で設立された同財団の目的は、「芸術を通じた“視覚”の啓発と喚起」です。

現在もコネチカットを拠点に、ふたりの芸術遺産の保存・発信を行っており、展覧会、出版、芸術教育を通してそのビジョンを次世代へと受け継いでいます。

このコラボレーションによるポスターシリーズは、Wrong Shop限定で展開され、アンニ・アルバースによる4点のポスターを収録しています。これらは、1960年代後半から1970年代初頭にかけて彼女が制作したウォールハンギングのための色彩研究に基づくもので、メキシコシティの名高いカミノ・レアル・ホテルのために手がけた作品も含まれます。

ヨゼフとアンニはアメリカ滞在中、頻繁にメキシコを訪れ、古代メソアメリカ文明の建築遺跡を調査・研究しました。アンニの作品に繰り返し登場する三角形のモチーフは、「秩序と混沌のあいだ」の緊張感への深い探求、そしてメキシコの造形や文化への魅了を反映しています。彼女はプレ・コロンビア時代の工芸品や織物を多く収集しており、それらからも強く影響を受けていました。

アンニ自身が語ったように、彼女の幾何学的なフォルムは「自然界の結晶構造」に着想を得ており、そこでは「ひとつの不純物」が創造のきっかけとなるのです。

ヨゼフ・アルバースによる4点のポスターは、彼の代表作《正方形への讃歌(Homage to the Square)》シリーズからの選りすぐりを紹介しています。このシリーズは1950年に始まり、20年以上にわたって制作され、総数2000点以上にも及ぶ彼のもっとも影響力のある芸術的成果です。各作品には、3つから4つの異なる色彩の正方形が同心状に配置され、数学的な精密さで構成されています。

Wrong Shopのポスターに選ばれたのは1960年代から1970年代にかけての作品で、当時ヨゼフ・アルバースは色彩の相互作用に関する革新的な研究に没頭しており、これは現在でも芸術教育の礎として広く影響を与え続けています。この時期は、彼とアンニがメキシコを頻繁に訪れていた時期でもありました。ヨゼフにとって、プレ・コロンビア期の芸術や建築に見られる複雑で抽象的な語彙は、彼自身とアンニが作品や教育の中で大切にしていた原則と深く共鳴するものでした。

これらのタイムレスなポスターは、バウハウスを代表する2人の巨匠、ヨゼフとアンニ・アルバースの芸術的な共鳴関係を讃えるものです。抽象表現への情熱を共有しながら人生を共にした彼らの軌跡が、今ここに美しく蘇ります。