ベルジャン・ポットの作品には、実験的で遊び心に満ちたデザインアプローチが表れています。形、素材、色を自在に操りながら、彼は独自の世界観を創り出しています。
オランダ出身(1975年生まれ)のベルジャン・ポットは、シュールで鮮やか、そして異世界的な作品を手がけるクリエイターです。彼の多面的な創作活動は、ロープマスク、照明、手袋、バスケット、ラグなど多岐にわたり、いずれも素材への好奇心と実験的な技法が際立っています。これらの作品の多くは、素材研究から生まれたものです。
1998年にアイントホーフェン・デザインアカデミーを卒業後、ポットはロッテルダムに自身のスタジオを開設。元体育館だった空間は、運河に面し、木々に囲まれ、彼の素材探求を象徴する照明、織物マスク、テキスタイル、家具などで満ちています。
なかでも彼の代表作である「ロープマスク」は、構造やパターン、色彩への強い関心を映し出すもの。ジグザグ縫いとロープの巻き付けによって生まれるマスクは、どこか意表を突く顔のような造形をしています。ベルトヤン本人いわく、これらの顔は「ラグを作ろうとして失敗したところから生まれた」ものなのだそうです。
